「2020年にスマート工場3万箇所普及」
今年政府が発表した製造革新目標の一つです。
スマート工場とは、製品のすべての生産と関連した工程を情報通信技術(ICTInformation and Communications Technologies)と連結し、生産性、品質、原価低減などを実現する知能型工場のことです。
スマート工場と工場自動化の違いについて明確に区分すると、スマート工場は工場自動化にICTが結びつくことが核心ですが、それぞれの工程別の最適化が工場自動化だとすれば、スマート工場はこれに物流や消費者のニーズ、原価などのデータ分析による最適化業務を引き出す点が異なります。
ミョンジン実業は、企業資源計画(ERPEnterprise Resources Planning)システムに製造実行システム(MESManufacturing Execution System)、生産時点情報管理(POPPoint Of Production)、サプライチェーンマネジメント(SCMSupply Chain Management)を加え、現在もスマート工場の構築に拍車をかけています。
当社のスマート工場は
- 一つ目紙のない生産現場です。生産作業指示がデータによって作成され、優先順位によって指定された作業の順で現場のキオスクからすぐに確認でき、工程別実測値を職員が直接入力してデータを生成します。
- 二つ目生産設備にセンサーを取り付けて(接点)自動でデータ実測値がギャザリングされ、データベースとすぐに連動します。設備による産出物が発生するたびにカウンターが上がり、この実測値がデータベースと連動します。
- 三つ目バーコードによる生産作業のフローです。現場でキオスクに入力した実測値によりバーコードタグが出力され、この半製品を後処理業者に送った後、入庫時に取引明細書のバーコードを読み取ると実測値がすぐに登録されて受払いの整理が終わります。また資材買入、組立梱包作業時の実測値後にタグを貼り付けて在庫実査機能も可能になりました。
- 四つ目3D設備とロボットアームによる半自動業務です。各工程によって生成された産出物がロボットアームによって次の工程に移動することで、生産人員が減少して生産人件費の削減にも役立ちます。もちろん、これによって生産人員の減少を追求しているわけではありません。他の工程に移動して適材適所で作業を進めています。
- 五つ目こうして集められたデータを集計した生産性や稼働率などが、すぐにいつでもどこでも確認可能です。稼働率を見ると現在遊休設備が何なのか、問題がある機械がすぐにチェックでき、生産性を見るとどんな部署、どんな設備に問題があるのかすぐにチェックすることができます。月単位、年単位、生産原価、生産実績などが一目で確認できます。
2013年から始まった当社のスマート工場の構築は、使用者の便宜、業務密着型で構築され、これからも進化を続けていきます。